World Tree Starter Kit

AIとの作業前に、小さな木を植える。

世界樹は、AIに毎回ゼロから説明するかわりに、プロジェクトの現在地、判断基準、読む順番をMarkdownで置いておくための共有地図です。このスターターキットは、その最初の一歩を軽く始めるための「種」です。

まだ完成済みの魔法テンプレではありません。人間が確認し、プロジェクトに合わせて育てる前提の苗木です。

What It Is

世界樹とは何か

AIを賢くする魔法ではなく、AIが迷いにくい場所へ戻れるようにする仕組みです。ひとことで言えば、「このプロジェクトでは何を正とするか」を、人間とAIが一緒に見られる形にしたものです。

01

入口を決める

AGENTS.mdから読み始め、次にどの正本へ進むかを決めます。AIに「まず地図を見て」と言える状態です。

02

現在地を置く

CONTEXTやPROJECT_STATUSに、いま終わっていること、次に見る場所、未確定なことを分けて置きます。

03

古くなったら直す

実装が変わったら、世界樹側の古い前提も更新します。置いて終わりではなく、作業と一緒に育てます。

Inside The Kit

スターターキットに入れるもの

最初から全部盛りにはしません。AIが迷子になりにくい最低限の入口と、あとから枝を増やせる余白を入れます。

AGENTS.md

AIが最初に読むブートローダー。プロジェクト概要、読込順、言語、禁止事項を書きます。

_world_tree/_README.md

世界樹の案内板。どの正本をいつ読むか、タスク別の入口を決めます。

CONTEXT.md

短期記憶。いまの現在地、次に見る場所、作業境界を短く置きます。日記化させないのがコツです。

PROJECT_STATUS.md

中期の進行表。今どのフェーズか、何が残っているかを置きます。

MAP.md

サイトやプロダクトの導線地図。ページや機能の役割を、後から見ても分かるようにします。

WATCH_RULES.md

何が変わったら、どの正本を見直すかの出口ゲート。世界樹を古い地図にしないための小さな見張り番です。

Folder Map

フォルダ構成の見方

世界樹は、プロジェクト本体の代わりに作る別システムではありません。プロジェクトの外側に、判断の入口をそっと添えるだけです。

project/
├─ AGENTS.md
│  └─ AIが最初に読む入口
├─ _world_tree/
│  ├─ _README.md
│  ├─ CONTEXT.md
│  ├─ PROJECT_STATUS.md
│  ├─ MAP.md
│  └─ WATCH_RULES.md
└─ your-project-files/
   └─ 既存のコードや記事はそのまま

How To Start

導入の流れ

最初の導入は、完璧なドキュメント作成ではなく、AIが読める叩き台を作って人間が直す作業です。

  1. 1

    キットを置く

    プロジェクトルートにAGENTS.mdと_world_treeを置きます。既存のコードやビルドには触れません。

  2. 2

    AIに初期案を作ってもらう

    「このプロジェクトの構造を読んで、世界樹の初期案を作って」と頼みます。ここで猫の手はだいたい腕まくりします。

  3. 3

    人間が確認して直す

    AIの初期案をそのまま正本にせず、違う前提、足りない判断、秘密にすべき情報を確認します。

  4. 4

    次回から読込順に従わせる

    以後は「通常読込順に従って」と頼めます。説明係の人間が、少しだけ休めます。

Download

配布導線

ZIPやGitHub Releaseなど、配布実体はまだ未確定です。そのため、ここでは偽のダウンロードリンクを置かず、差し替え可能な配布枠として表示しています。

Fit Notes

向いている場面、注意が必要な場面

世界樹は便利ですが、万能ではありません。向き不向きを先に見せる方が、結果的に信頼できます。

向いています

  • AIに毎回説明する前提が多い
  • 半年前の自分も構造を忘れがち
  • 制作、記事、デザイン、運用が混ざる
  • 複数のAIやエージェントに同じフォルダを触ってもらう

注意が必要です

  • 一回きりの小さな修正だけで終わる
  • 更新する人が誰もいない
  • 秘密情報や顧客情報の扱いが曖昧
  • 既存ドキュメント体系との役割分担が決まっていない

First Prompt

最初にAIへどう頼むか

最初の頼み方は、難しくなくて大丈夫です。大切なのは、AIに「いきなり直す」のではなく「まず構造を読んで、世界樹の叩き台を作る」と伝えることです。

このプロジェクトの構造を読んで、
AIが次回以降に迷わず作業できるように
世界樹の初期案を作ってください。

まずは AGENTS.md と _world_tree/_README.md の案、
次に CONTEXT.md / PROJECT_STATUS.md / MAP.md /
WATCH_RULES.md の叩き台をください。

実ファイルと矛盾する推測は入れず、
不明点は「確認が必要」として分けてください。

このあと、人間が「ここは違う」「これは秘密」「この判断は大事」を足していきます。

Version Log

更新履歴とバージョン感

スターターキットは、完成版というより育てる配布物です。更新履歴も、読み手の安心材料として置きます。

v0.1 page

配布ページの情報設計とデザインを公開ページとして準備。配布ZIPは未確定のため、導線枠のみ。

v0.1 package

最小ファイル一式、導入README、初回AI依頼文を同梱予定。

v0.2 feedback

Zenn記事公開後の反応と導入時のつまずきを見て、説明と同梱物を剪定します。

Zenn Connection

記事は「なぜ作ったか」を語る場所、このページは「どう始めるか」を受け止める場所です。物語から来た人を、急に技術マニュアルへ落とさないようにします。

公開済み 第1弾: AIとの文脈共有地獄に木を植える Zennで読む
公開準備中 第1.5弾: 半年後の更新とスターターキット 公開URL確定後に差し替え